発注者:独立行政法人 国際協力機構(JICA)
期間:2013年11月~2015年5月(1年7カ月)
概要:
ウクライナは、化石燃料からの脱却と安価かつ安定な燃料取得のため、農業残さの活用を推進しており、その一環で旧式の化石燃料焚きボイラーによる既存の低品位炭と木材の混焼を行なっているが、エネルギー効率は極めて低いレベルに留まっています。
この解決として、旧式の化石燃料焚きボイラーを本邦中小企業の技術活用によるバイオマスペレットボイラーに入れ換え、熱供給にかかる燃料転換を実現します。またバイオマス燃料供給のため、日本製ペレット製造装置(ペレタイザー)を現地バイオマスブリケット工場内に併設し、ブリケットを有効活用することで、熱供給事業の経済性を改善させるのと同時に、大気環境の改善及び地域の持続可能な安定的エネルギー源確保への貢献を目指します。

(写真上) 写真下のペレット燃料を焚いて温水を供給するボイラー、構成は左から、定量供給装置、本体(燃焼室、ロストル、温水配管)、サイクロン集塵機。本件では小学校の暖房利用のために580kWのボイラーを提供します。

(写真下) 燃料となるペレット(直径5mmから6mm、長さ1cmから2cm)。おが粉状の木質材を圧縮して固めるが、このときに木材の構成要素の1つである物質(リグニン)が圧縮熱で軟化し、冷却することで硬化しペレット状に固まります。
100%木質(植物質)であるため、温室効果ガス減少に寄与します。