パプアニューギニア国道路整備能力強化プロジェクト

発注者:独立行政法人 国際協力機構(JICA)
期間:

第1次: 2013年11月~2015年1月

第2次: 2015年3月~2016年2月

第3次: 2016年4月~2017年2月

第4次: 2017年4月~2018年2月

概要:

パプアニューギニアでは、公共事業省(DoW)が管轄している国道の総延長8,738kmのうち、6割以上が砂利国道であり、うち良好な状態を保っている区間は1割に満たないという状況であり、砂利国道の機能を維持するために日常的な整備・維持管理が必要とされています。

しかし、道路整備を行う民間業者は数が限られコストも高く、DoWの道路整備能力も不足しており、砂利国道の多くが放置されているという問題を抱えています。

そのため本事業では、日本人専門家(道路維持管理、機材運営管理、メカニック、施工管理監督・品質管理)による技術協力によって、日本から無償供与された道路維持管理機材を使ったDoW直営による道路維持管理備能力の強化を図ることを目的とし実施されました。

2013年12月に開催された本事業のキックオフミーティングには地元メディアも集まり、パプニューギニアの全国紙でもその様子が大きく取り上げられました。パプアニューギニア国内でも注目度の高い事業です。
2013年12月に開催された本事業のキックオフミーティングには地元メディアも集まり、パプニューギニアの全国紙でもその様子が大きく取り上げられました。パプアニューギニア国内でも注目度の高い事業です。
メカニックに対する座学(油圧の圧力表示の換算を説明)
メカニックに対する座学(油圧の圧力表示の換算を説明)
現場において、油圧測定と故障探求を指導(場所:Wewak)
現場において、油圧測定と故障探求を指導(場所:Wewak)
砂利国道の多くは整備が行き届いておらず、雨の後には大きな水溜りもあちらこちらに見られます。DoWが道路を日常的に整備・維持管理していく能力を強化することで、地域住民の生活改善や経済の発展に寄与することが期待されています。
砂利国道の多くは整備が行き届いておらず、雨の後には大きな水溜りもあちらこちらに見られます。DoWが道路を日常的に整備・維持管理していく能力を強化することで、地域住民の生活改善や経済の発展に寄与することが期待されています。
DoWの各州のエンジニアを集め、ミーティングを実施(場所:Wewak)
DoWの各州のエンジニアを集め、ミーティングを実施(場所:Wewak)