メキシコ国 高性能小型焼却炉導入による廃棄貝殻の焼成・減容化及び残渣の再資源化に向けた案件化調査

発注者:株式会社朝田商会/ JICA
期間: 2019年1月~2020年2月
概要: 株式会社朝田商会は長年にわたって、産業廃棄物処理事業をつうじて培った知見や経験を活かし、環境に優しい形で持続可能な廃棄物処理手法を考案・実用化し、工場拠点を置く千葉県内で廃棄物再資源化の推進に貢献している企業です。

本案件化調査では、採貝・貝類養殖業が盛んなメキシコ国の南バハ・カルフォルニア(BCS)州で排出・堆積し、環境悪化の原因となっている廃棄貝殻を提案焼却炉(ACE焼却炉)にて減容・無害化することで、地域環境を改善していく可能性につき調査しました。また、焼成後の焼成残差は、土壌改良剤、殺菌・消臭剤等として活用できるため、 循環型農水産業への貢献可能性についても調査しました。本調査に基づき、地産地消型の「廃棄貝殻再資源化ビジネス」の創出を目指しています。

現地環境NGOとの協議

廃棄貝殻最終処分場(BCS州プエルト・サン・カルロス町郊外)


現地農業指導員へのヒアリング(BCS州トドス・サントス)

普及・実証・ビジネス化事業協力協定書(MoU)への署名(BCS州コモンドゥ市長)